配当金と聞くと嬉しくなりますし、配当金生活とか夢があって憧れますよね
でも私は配当目的の個別株を売りました。
理由としては、2つあります。
1つ目が郵便物の多さです。
個別株を買うと、株主議決権、決算報告書、配当金振込通知書などの郵便が届きます。
これだけなら少ないと思うかもしれませんが、ポートフォリオを分散して銘柄が増えるほど、比例して数が多くなっていきます。
優待銘柄であれば、優待の到着に合わせてさらに増えますね。
株の売買や業績チェックに加えて、書類の開封・処理にかなりの時間を取られます。
中には、数百銘柄を持ってる方もいらっしゃいますが、すごいなと思います。
どのように管理されてるのかとても興味があります。
書類を見るたびに、株価どうなってるかなと気にして売買について考えてしまうことも運用成績を下げてしまう原因になるかもしれません。
二つ目が配当と株価の関係です。
株式投資をする上で、先のことは誰にもわからないのは当然の事なのですが、配当を出すことで瞬間的には株価は下がります。
企業が配当権利日を迎えると次の日には、配当額に合わせて株価も下がります。
これは理論的にわかります。
配当とは会社の資産から出てますので、それが外に出た分、企業の価値が下がる。
でも株主はその分の配当をもらっているので、理論値的にはプラマイゼロです。
(税金は考慮してません)
私が気にしているのが、配当出す代わりに株価がら下がり続けた場合です。
高配当を出す代わりに株価が値下がりし続けたら、出資額を回収する頃には、その会社は存続しているでしょうか。
それと同じ理由で、不動産投資に魅力は感じますが手を出せていません。
不動産関連の本をよく読みますが、ローンを組んで投資すれば手持ち以上の取引ができて、投資資金を回収した後は、まるまる手残りになると言われても、市場の変化や、建物の老朽化で数十年後に、同じように稼げるかはわからない。
不動産の目利きがとても重要になると思いますし、それは株と同じですね。
ましてやメンテナンスで持ち出しがあるかもしれません。
自分のお金を時間をかけて取り崩しただけなんじゃないか。
そうなる怖さがあります。
もちろん先のことは、誰にもわかりませんし、配当金が上がるほど株価の上がる銘柄も多いです。
業績がいいからこそ、配当を出せるという見方もあるので、配当が多いほど株価が上がることもあるかもしれません。
高配当特集や配当金関連の書籍が多く出版されていることからもすごく人気があるのはわかります。
配当金目当ての投資をやめてしまった私でも、ことあるごとに個別株を調べたり配当利回りを見たりしています。
そういう魅力があるんですよね。